メガネ屋の店員はどんなメガネをかけているの?|店長にインタビュー
メガネナカジマのスタッフたちは、どんなメガネを愛用しているのでしょうか。どんなテイストやデザインのメガネが好きなのでしょうか。こちらの記事はメガネ屋の店員へメガネに関する経験談や、持っているメガネをどう活用しているかなど質問し、その回答をまとめたものになります。今回は第三弾として店長にインタビューをしました。こちらの記事がみなさまのメガネ選びの参考になれば幸いです。ぜひ楽しんで読んでみてください。
今回インタビューに協力してくれたのは…
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Masataka Nakajima
2006年にメガネブランド「GROOVER」を立ち上げ、2015年に自社メガネ生産工場「GYARD」を設立。これにより日本のモノづくりを海外に発信。2022年にスポーツサングラスブランド「XAZTLAN」をスタート。
メガネ・サングラスの製造・卸売・小売業・企画「有限会社スクランブル」代表。アイウェアブランド「GROOVER」「XAZTLAN」CEO&デザイナー。メガネナカジマ (神奈川・川崎)・陽ハ昇ル(東京・表参道)オーナー。メガネウェブメディア「boot」編集長。 |
まずは店長が普段かけているメガネについて質問していこうと思います。 |
Q.
店長は日によってメガネをかけていたりかけていなかったりしますよね。メガネをかけているのはどんなときですか。
masataka
遠くを見る必要があるときです。そもそも私自身それほど目は悪くありません。昔は近視で視力が0.7程度だったのですが、最近は軽い老眼になってきて遠くも割と見えるようになりました。なので必要性を感じた時だけメガネをかけています。
Q.
その日にかけるメガネはどう決めていますか。
masataka
日ごとにかけるメガネを変えているわけではなく、一定期間ずっと同じメガネかけ続けています。だいたい3本のメガネを常備しており、1年ほど使い続けたら誰かにあげたりして自分の手元からなくしてしまいます。今はGROOVER RANGERのブラックとホワイト、GROOVER LANDSATのリチウムが手元にある感じです。GROOVERのわりと新しめで、話題性のあるフレームを選んでかけています。
Q.
一番かける頻度の高いフレームはどれですか。
masataka
GROOVER RANGERのブラックとホワイトです。去年出たモデルで今年はずっとかけています。次は新作のKINGMAKERをかけようと思っています。
Q.
メガネのレンズはカスタムしていますか。調光とか偏光とかカラーレンズとかお気に入りはあるのでしょうか。
masataka
必ず何かしらのカスタムレンズを入れるようにしています。決まったレンズではなく、各レンズ会社から新しく販売されたレンズや誰も使っている人がいないようなマイナーなレンズなど、その時々で試してみたい未知の機能を持ったレンズを入れるようにしています。
ちなみにRANGERには東海光学NCCのライトというレンズを入れています。こちらのレンズは、レンズを通してみ見たものの全体の色調を変えることなく、まぶしさだけを防ぐという特徴を持ったレンズです。
自分で実際に使ってみて、いいなと思ったレンズはお店にラインナップするようにしています。
ちなみにRANGERには東海光学NCCのライトというレンズを入れています。こちらのレンズは、レンズを通してみ見たものの全体の色調を変えることなく、まぶしさだけを防ぐという特徴を持ったレンズです。
自分で実際に使ってみて、いいなと思ったレンズはお店にラインナップするようにしています。
つづいて店長のメガネの好みについて質問していこうと思います。 |
Q.
そもそも店長はメガネが好きですか。
masataka
好きか嫌いかとかそういう概念は超えました。
Q.
では、メガネの好きな形や色はありますか。
masataka
丸眼鏡が好きですがかけたことはないです。自分がかけるとしたら、いつもスクエアやウェリントンっぽいものになってしまいます。
Q.
GROOVER以外で好きなメガネブランドってありますか。
masataka
特定のブランドとかではなく、デザイナーや作り手がちゃんと作っているメガネが好きです。最近では、前から取り扱っているブランドではありますが、NOVAのメガネで良いデザインだなと思ったモデルがいくつかあったので、ついまとめて仕入れてしまいました。
対照的に、売れ筋の大衆的なものしか作らないのに、デザイナーを名乗っているような人がつくったブランドは嫌いです。
対照的に、売れ筋の大衆的なものしか作らないのに、デザイナーを名乗っているような人がつくったブランドは嫌いです。
Q.
ちなみにですが、今までご自身がデザインしたモデルの中で一番思い入れのあるモデルは何ですか。
masataka
GROOVER SEDONAです。こちらは自身が初めてつくったメガネです。GROOVER をはじめる前、世の中のメガネは似たようなものばかりで、デザイナーがつくったものも既存の形を少しいじったようなものばかりでした。私はそんなメガネを売るのがだんだんと苦痛になり、気が狂いそうになってきたので、どうにかこの状況を打開しようとGROOVERを立ち上げることを決心しました。そこで28歳のときに、一人で何から何まで準備を進め、借金もして、はじめてつくりあげたのがSEDONAでした。だからこそSEDONAには大きな思い入れがあります。
最後に、店長流のフレームの選び方について質問していきます。 |
Q.
新しいフレームを選ぶときには何基準で決めますか。
masataka
そのときの気分の一択です。
Q.
なぜ次はKINGMAKERをかけようと決めたのでしょうか。
masataka
新作のDELTAとKINGMAKERをかけ比べたらKINGMAKERのほうが良かったからです。
Q.
最後にメガネ選びに悩んでいる方々に一言お願いします。
masataka
私は常に、自分自身の好きなものをかけてほしいと思っているし、実際にお客さんに聞かれたときはそう言っています。
好きなメガネがわからない、どのメガネもしっくりこないという方は、まだ運命の1本に出会ってないのだと思います。メガネとちゃんと向き合って、1本1本真剣に選んでみてください。そうすれば必ず出会えるはずです。
好きなメガネがわからない、どのメガネもしっくりこないという方は、まだ運命の1本に出会ってないのだと思います。メガネとちゃんと向き合って、1本1本真剣に選んでみてください。そうすれば必ず出会えるはずです。
まとめ
この企画でお三方にお話を伺ってきましたが、それぞれの考え方の違った部分が見えてきてとても面白かったです。みなさんはメガネナカジマスタッフと似ている部分は見つかったでしょうか。メガネ選びに正解はなく一人ひとりがそれぞれのメガネ道を持っていると思うので、ぜひ自身の中で感じたことを大切にしてみてください。