メガネ屋の店員はどんなメガネをかけているの?|Sachieさんにインタビュー

メガネナカジマのスタッフたちは、どんなメガネを愛用しているのでしょうか。どんなテイストやデザインのメガネが好きなのでしょうか。こちらの記事はメガネ屋の店員へメガネに関する経験談や、持っているメガネをどう活用しているかなど質問し、その回答をまとめたものになります。今回は第一弾としてSachieさんにインタビューをしました。こちらの記事がみなさまのメガネ選びの参考になれば幸いです。ぜひ楽しんで読んでみてください。

今回インタビューに協力してくれたのは…

sachie
Sachie
眼鏡選びでお困りのときや、アドバイスが必要でしたら何なりとお聞き下さいませ。あなたにお似合いの一本を一緒にお選び致します。
アイウェアスタイリストとしてメガネナカジマでお客様に最適なメガネをご提案させて頂いております。光過敏のキャリアであり、自身も色付きメガネを掛けないと不調をきたす経験からカラーレンズのご提案もさせて頂きます。
人それぞれに楽だと感じるカラーが違います。快適なカラー選びもぜひご相談くださいませ。

まぶしさを意識したメガネ選び
Q. まずは、どんなメガネを普段かけているかお聞きしたいです。
最近とくに着用する機会が多いメガネはありますか。
Sachie 最近はGROOVER REFLEXIONのCOL-4をよくかけています。
新しく今年の7月につくったメガネなのですが、季節に合わせて夏らしいクリアフレームにしました。
レンズはグレーのカラーレンズ(アリアーテトレスのトゥルーグレイ)を入れています。
いつもはブルーのカラーレンズを入れることが多いのですが、今回は服やフレームと合わせやすく、お店でも人気色であるグレーに興味があったので挑戦してみました。
▼フレーム:GROOVER REFLEXION COL-4 レンズ:アリアーテトレストゥルーグレイ35%

GROOVER REFLEXION

Q. Sachieさんはブルーのカラーレンズを着用している機会が多い印象です。
ブルーのカラーレンズにこだわりがあるのですか。
Sachie ほとんどのメガネでブルーのカラーレンズ(アリアーテトレスのブリーズブルー)を入れています。カラーレンズに挑戦する際、いろいろなカラーを試しがけして、一番ストレスがかからずにしっくりきた色がブルーでした。普段の生活で使うことを考えて、ブルーの場合の濃度は25%で落ち着きました。
今回挑戦してみたグレーですが、濃度25%では少しまぶしさを感じてしまうため、やや濃いめの35%にしました。どちらのカラーレンズも使ってみたうえで、やはりブルーのほうが落ち着くため、次回メガネをつくるときはまたブルーのカラーレンズを入れることになりそうです。
Q. そうなんですね。最近は先ほどお話ししていたREFLEXIONをかけていることが多いように感じますが、毎日同じメガネをかける派ですか。それとも日によってかけるメガネを変えていますか。
Sachie 基本的には色々な眼鏡をかけたい派なので、気分や服に合わせてかけ変えています。
ただ最近はレンズの度を変えたばかりなので、慣れるために毎日同じものをかけるようにしています。
レンズの度数を変えたときやレンズカラーを変えたときは見え方に慣れるため、1〜2週間は新しいメガネをかけ続けるようにしています。
Q. 仕事でお店に出ているときと、プライベートではかけるメガネを変えていますか。
Sachie 仕事とプライベートというよりかは、行く場所のまぶしさや用途によって変えています。お店にいるときやショッピングなどはあまり屋外に出ないため、カラーの薄いレンズを選んでいます。アウトドアなど、まぶしさを感じる機会の多い場面では偏光を入れたレンズカラーの濃いサングラスを使っています。旅行に行く際は、日中用と夜用でレンズカラーの違う2種類のメガネを持っていきます。
メガネの思い出
Q. つづいて過去につくったメガネについても聞いていきたいと思います。
最初につくったメガネはどんなものでしたか。
Sachie HUSKY NOISE(ハスキーノイズ)のフォックス形のメガネでした。
こちらは、私がメガネナカジマで働き始めてすぐにつくったメガネです。それまではメガネとは無縁の人生だと思っていたのですが、検眼を受けたところ、左右の目で物の見える位置にズレがあることがわかりました。そのズレを補正するために、プリズムを入れたクリアレンズでメガネをつくりました。自分では気づいていませんでしたが、それまで私はものを見るときによく眉間にしわを寄せていたらしく、検眼によってその原因が視覚のズレだったと知りました。
Q. 数あるフレームの中で、なぜHUSKY NOISEのフォックス形を選んだのですか?
Sachie 当時はメガネナカジマに女性向けのフレームが少なかったのですが、とくに気になったのがHUSKY NOISEでした。そのなかで自分の目を引いたのがフォックス形のフレームでした。フォックスといってもややスクエア寄りの形をしていて、いかにも「~ざます」って感じのメガネです。そういった形のメガネはかけたことなかったので興味がわいたし、自分の顔の丸さを隠したいという気持ちもありこれにしようと決めました。フロントがクリアブラウンのプラスチックで、テンプルの部分がメタルというメリハリのあるデザインにも惹かれました。
Q. ありがとうございます。
これまでにメガネで失敗したことはありますか。
Sachie あります。鼻の部分がフレームと一体になっているメガネを選んでしまい、フレームが鼻からずり落ちてくるの我慢しながらかけていたときはありました。加工が可能な場合はクリングス(鼻パッド)をつける加工をお願いしてフィッティングを改善しています(こちらの加工はどなたでもご利用いただけます。気になる方はぜひお声がけください)。
他にも、オレンジのカラーレンズで失敗したことがあります。ピンクやオレンジなどのカラーレンズが入ったメガネをかけるとアイメイクのような色味がさしてかわいい、と雑誌などで少し話題になっていた時期がありました。それをまねて自分でもACCRUE CHORALに合わせて薄いオレンジのレンズ(アリアーテトレスのグロウオレンジ濃度15%)でメガネをつくってみましたが、実際に使ってみるとコントラストがはっきりしすぎて目がすぐに疲れてしまい自分には合いませんでした。
▼フレーム:ACCRUE CHORAL col-BP レンズ:アリアーテトレスグロウオレンジ15%

GROOVER REFLEXION

自分の好きなメガネ、自分に合ったメガネ
Q. Sachieさんのメガネの好みについても聞いていきたいと思います。今更なのですが、メガネはお好きですか。
Sachie 好きです。
私は子どものころから視力がよくメガネの必要のない人生を送ってきました。だからか、メガネに対してずっと憧れがあり、ここで働きはじめる前はアパレルショップや雑貨屋で購入した伊達メガネをよくかけていました。
Q. だいたい全部で何本のメガネを持っていますか。
Sachie レンズカラーの薄いメガネは20本ほど、レンズカラーの濃いメガネは5本ほど持っています。
カーブの入ったスポーツサングラスもいくつか持っています。
Q. 持っているメガネのなかで、一番気に入っているのはどれですか。
Sachie GROOVER LIVINGSTONEのCOL-3です。
フレームカラーとテンプルの装飾が好きです。テンプルはサイドの模様や耳にあたる部分の星と月の模様がインディアン柄っぽくて気に入っています。軽くてかけやすいので機能性も気に入っています。
▼GROOVER LIVINGSTONE COL-3

GROOVER LIVINGSTONE

▼GROOVER LIVINGSTONE COL-3のテンプル装飾

GROOVER LIVINGSTONE

Q. 好きなメガネブランドはありますか。
Sachie とくにこれといったものはないです。ブランドそのものではなく、それぞれのメガネの特徴やデザインに対して愛着がわきます。メガネの値段やブランドに関係なく、そのメガネが好きで気に入っているならかけます。
メガネが自分に合っているかどうかも大切だと思います。客観的な見た目というわけではなく、自分から見て似合っているか、そのときの髪型や髪色との相性はどうかという点をよくみています。
最後に
Q. 最後に、メガネ選びに迷っっている方たちに向けて一言お願いします。
Sachie メガネは洋服とは違って、お顔の一部となるものです。選ぶのに慎重になって当たり前だと思うんです。
でも時には、「なりたい自分」や、「憧れ」に近づけてくれるアイテムだと私は信じています。
自分の瞳を守ってくれて、さらにファッションアイテムとしても使える。もう、最高じゃないですか?!
フィッティングなどで悩まれている方には、ご購入時にノーズパーツのご紹介などもしていますので、これからもお客さま一人一人が気持ちのいいメガネに出会えるようにフォローしていきたいと心がけております。
まとめ

Sachieさんのお話から、メガネはただの視力補正具ではなく、自分の気分やライフスタイルを彩る大切な存在であることが伝わってきました。デザインやカラーを選ぶ楽しさはもちろん、自分に合った一本を見つけることで日常の快適さも大きく変わります。みなさんもぜひ、自分らしさを表現できるメガネとの出会いを楽しんでみてください。